2016年 年頭のご挨拶

謹賀新年

社会はもっと大学院からの人材を正当に評価し活躍させるべき、つまらぬエイジハラスメントは日本社会にとって百害あって一利なし、と考えて現在のアカリクのサービスを起業してもう11年目になります。

開始直後から修士・博士・ポスドク人材の優秀さを企業にアピールしてまわりましたが、ほとんどクライアントが集まらず、銀行からの借入金も2年で使い果たしてしまいました。3年目にはリーマン・ショックに見舞われ、オフィスを縮小移転することで辛うじて過ごしたことを覚えています。ベンチャー企業は3年でその9割が閉じるというのはこういうことか、と考えこんだことも覚えています。

そんな私が11年にも渡って会社を続けてこられた理由は、「若い高度知的人材がもっと必要とされる社会になる」と考えた私たちのヴィジョンが間違っていなかったこと、そしてなにより大学院生・研究者・大学・企業の皆様に、実績が積み上がるにつれて「アカリクのサービスは他の会社とは一線を画すものである」と、年々に認めていただけたからだと思っています。

アカリクが目指すのは企業としての数字的成長ではなく、『知恵の流通の最適化』という理念の実現です。すぐには売上につながらなくとも、理念の実現に近づくためであれば投資をしてきました。研究者が論文などを書く際に使うLaTeXのクラウドサービスである「Cloud LaTeX」や、大学内の情報共有アプリ「京大マップ」という研究者や大学とその関係者に対するサービスに対する投資も2年前からおこなっており、人材事業とは別に成長を続けています。そしてメインの人材サービスにおいても、常に『知恵の流通の最適化』という理念を基礎にしてサービスの開発・展開をおこなっています。

今年も、皆様方からいただいて積み上げてきた信頼を裏切ることなく、『知恵の流通の最適化』という理念の実現に一歩でも近づけるように社員一同努力を重ねていきます。

どうか今後もアカリクをよろしくお願いします。

株式会社アカリク
代表取締役社長
林 信長