■ 博士課程出身の社員が語るアカリクの魅力

博士の経験とバイタリティで人生の転換点をサポートする

大学院で行っていた研究

東アジアの熱帯林

八代:東南アジア域(マレーシア)を対象として、熱帯林における伐採が温室効果ガス収支に与える影響を明らかにしました。
温室効果ガスというと二酸化炭素(CO2)がクローズアップされがちですが、それだけではなくメタン(CH4)や亜酸化窒素(N2O)といった微量ガスまで包括的に取り扱いました。
発展として、森林伐採後の土地利用変化(ヤシ園やゴム園への転換)を行った際の温室効果ガスの動態を評価し、時空間的な変動を明らかにしようと試みました。
研究地域がマレーシアだったので、年に数回渡航してデータやサンプルを収集しては日本で分析とまとめを行っていました。

なぜ方向転換をしてアカリクで働こうと考えたか

八代:きっかけはアカリクの運営する博士・ポスドク向けセミナーに参加したことでした。セミナーでアカリクのサービスや考え方に触れ、「知恵の流通の最適化」という理念に強く共感し、「アカリクで働くのもいいかも」と考えるようになりました。
当時、私は大学でポスドクとして働いていましたが、任期付きの雇用制度に不安を感じていました。加えて、自分より優秀な先輩がなかなか常勤の職に就けないことに釈然としない思いを抱いていたため、アカリクの理念に惹かれたのだと思います。
もともと私は人の役に立ちたいという出発点から研究を行っていたこともあり、就職支援も人の役に立つ道であると考え、研究職からの方向転換を決意しました。

現在の担当業務

大学でセミナー講師として教壇に立つ八代

八代:企業へのコンサルティング営業、学生の就職相談を行うキャリアコンサルタント、大学でのセミナー講師と多岐に渡ります。アカリクの事業は学生・企業・大学の三者の架け橋となることがミッションですが、その全てに関われることにやりがいを感じています。
研究では出会うことのなかった世界・人の中で仕事を行うことで、視野が格段に広がりました。

博士出身だからこそ活かされている強み・能力

八代:私自身、博士後期課程に所属し、さらにポスドクを経験したことが大きいです。似たような経験があるからこそ、就職相談にいらっしゃる方の悩みや気持ちを理解することができると考えています。
また、博士がコンサルティング営業やセミナー講師をすることで、相手の方に興味を持っていただけるというメリットもあります。博士の方に一つのキャリアを示せているとしたら光栄です。
能力面については、研究の中で培った自律性とバイタリティが活きていると思います。自律性は自ら積極的に動いて研究を進める中で身につきました。また、研究は失敗の連続ですので、それを乗り越えることで強いバイタリティが得られたと考えています。

この仕事を選んで良かったと思う瞬間

八代:相談者の方に感謝していただくことに大きな喜びを感じます。特に大学院生・ポスドクの方にとって就職は人生の重要な転換点です。その部分で役に立つことができたら、とても嬉しいです。
また、コンサルティング営業をする中で、良い学生とめぐり会えずに困っているという企業の方の相談をよく受けます。そのような企業と大学院生との架け橋となり、企業の方にも感謝していただくことにもやりがいを感じています。

将来の夢・目標

大学院生に就職活動のアドバイスを行う八代

八代:「社会から必要とされる人であり続ける」というのが大きな目標です。
具体的には、社会の中で人が動く仕組みについて網羅的かつ体系的に学びたいと考えています。就職を含めた人の動きを社会という大きな組織の中でとらえることで、自身のスキルアップにもつなげていきたいです。
プライベートでは、いつか東南アジアかヨーロッパに10年くらい居住して違う文化を堪能したいという夢もありますね。

博士の皆さんへのメッセージ

八代:博士の皆さんには「ご自身の専門に囚われすぎないで」ということをお伝えしたいです。もちろん、専門を活かすことは大切だと思いますが、囚われすぎるのはナンセンスです。
皆さんの強みや能力は研究で得た専門知識や技術だけではありません。どのような能力や経験でも、仕事の中で活きてくる場面があります。特定の業界・職種だけにこだわるのではなく、柔軟な発想でご自身の可能性を広げて就職活動に挑んでいただきたいと思います。

プロフィール

岐阜大学大学院 連合農学研究科修了。博士号(農学)取得後、大学で研究員を務める。2012年アカリク入社。入社後はコンサルティング営業を行いながら、セミナー講師として全国の大学を飛び回る。2014年からキャリアコンサルタントを兼任し、博士の視点から就職活動のアドバイスを行う。強く影響を受けた本は、沢木耕太郎『深夜特急』。